2011年に中央区人形町に計画したデイサービスセンターの内装計画。
厚生労働省の認可をとるため、計画をもらった時点で大方のプランは決まっており、用途変更のためのプランを作成して欲しいとのことでした。
しかし、バリアフリー法の規制のため、多目的トイレの設置や車椅子用の通路が必須となり、プランを変更せざるを得なくなりました。
幅1,400mmの車椅子用通路、多目的トイレのスペースを、必要諸室の面積の無駄を省き、使い勝手を落とさずに設置できるか、mm単位で検討しました。
多目的トイレの壁を一部斜めにすることによって、これらがギリギリのところで全て解決しました。
奥の部屋への動線としても良いアクセントになったのではないかと思います。
今回の計画では、約120m2の改修の計画のために、紛争予防条例、地区計画などの届出も必要となり、近隣説明まで行いました。
届出に必要となった書類は普通の新築の確認申請と殆ど変わらない量です。
これからニーズが高まるであろうこれら高齢者施設や、慢性的に不足している保育所や託児所を都内でオープンするためにはこれらの書類が必要かと思うと、気が滅入ります。
なんとか規制緩和の方向に動いてほしいものです。
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