建築・インテリアデザインの専門誌『商店建築』2021年1月号に、建築再構企画が手掛けた「SENTOビル」が掲載されました。銭湯宮の湯の空間を活かしながら複合施設としてリニューアルしたプロジェクトです。
特集「モノを売る前に、人を集めよ! 」にて、町の居場所となる新しいコミュニティー拠点として銭湯と薬局がピックアップされ、銭湯を異なる用途に改修したプロジェクトとして「SENTOビル」が紹介されました。
記事では、プロジェクトの概要や設計内容、写真が紹介されたほか、建築再構企画代表の佐久間がインタビューを受け、SENTOビルでの設計のプロセスや空間を次の時代へ引き継ぐための方法について解説しました。
掲載概要
記事では、建築再構企画がリニューアルを手掛けたSENTOビルプロジェクトの概要や写真が紹介されました。また、具体的な設計プロセスや元の空間の良さを残しながら次の時代に受け継ぐ方法について、建築再構企画代表の佐久間がインタビューにて解説しました。掲載の概要は以下の通りです。
掲載内容
- 新しいコミュニティー拠点として特集に掲載された10プロジェクトの内、銭湯を新しい用途にリニューアルしたプロジェクトとしてSENTOビルが紹介された
- SENTOビルは銭湯宮の湯を複合施設としてリニューアルしたプロジェクトで、銭湯らしい空間を残したいというクライアントや関係者の思いを受けて、既存空間の特徴を極力活かして計画したことが紹介された
インタビュー内容
- 佐久間へのインタビュー「思いがこもった空間を次の時代に引き継ぐ」では、関係者が建物を次の時代に継承しようとしたプロジェクトの背景や、既存不適格であった状態から用途変更と耐震改修を行ったプロセスを具体的に解説した
- 建物を次の時代に受け継ぐために、竣工の段階で容積率に余裕をもたせるなど、未来への視点を持ちながら現在の計画に冗長性を持たせることが重要との見解を示した
記事では、設計事務所を退職された後、高円寺の銭湯小杉湯に勤めながら銭湯を図解するイラストを作成されている塩谷歩波さんによる、SENTOビルのコンセプトイラストも掲載されました。
関連リンク
[文京区根津の用途変更、耐震改修事例]SENTOビル(旧宮の湯):銭湯から複合ビルへの用途変更|建築再構企画
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研修所をビール工場としてリニューアルしたプロジェクトです。確認申請が不要な範囲での改修を計画し、用途変更や構造改修、増築を実現しました。
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建築再構企画代表佐久間の著書です。建築再構企画が行った建物の適法化改修の事例をもとに建築法規を解説しています。