[京都市の用途変更事例]地下機械式駐車場を改修し、オフィスに用途変更したプロジェクト

UI(ユーザインタフェース)の企画・デザイン・コンサルティングを行うsoftdevice社のオフィス移転のため、2層吹抜けの故障した地下機械駐車場部分をオフィスに用途変更するプロジェクト。

建築再構企画は、テナントであるsoftdevice社から、地下機械式駐車場のオフィスへの用途変更を依頼され、駐車場用途から居室用途に変えることで建物の資産価値を上げるのはもちろんのこと、建物オーナーと、テナントであるsoftdevice社双方の本工事における費用負担を、将来的な収支も含めて明確に整理・提案し、利益調整に貢献しました。

プロジェクトの概要

元々softdevice社のオフィスがこの建物の上層階に入居しており、この建物と別の建物にラボ(実験・研究施設)として入居していましたが、その建物の取り壊しに合わせてラボを移転せざるを得なくなったため、softdevice社はオフィスの統合、集約を検討しました。

softdevice社の旧ラボでは、高い天井を用いて、プロジェクターの投影や、会議を行う為の可動式のホワイトボードを設置するシステムを構築をしていたため、新しいオフィスにも高い天井が必須条件で、中々それに見合う物件が見つからなかったそうです。

そんな折、入居中の建物のオーナーから、故障した地下駐車場を賃貸しないか打診されたところ、天井が高く求めているオフィスに最適であるものの、難易度が高いことは素人目にも明らかであったため、この地下駐車場をオフィスに用途変更することができるか可能性のところから検討してほしいと、建築再構企画へ相談が来ました。

駐車場から居室への用途変更は、避難や排煙といった法規制がかかるようになり、かつそれらを唯一の地上との接点であるカーリフト部分で全てをまかなう必要がありましたが、綿密な法検討と行政協議を行い解決しました。

また、増築をすると現行の構造規定を満足できない可能性があったため、増築に該当しないように設計を行い、確認申請不要な範囲で設計することで、コストとスケジュールを低減しました。

建築再構企画のサポート内容・ポイント

  • オーナーとテナント双方の本工事における費用負担を、将来的な収支も含めて明確に整理・提案
  • 過度な補強が必要になる増築申請が不要であり費用負担を抑えた、すべての関連法規の適法性を担保する改修計画を立案
  • 確認申請の提出を不要であることを行政に確認し、事業者の手続き負荷を軽減

 

 

既存の機械式駐車場。二層分吹抜けとなっている 

 

確認申請の必要な増築に該当しない範囲で設けた避難階段 

 

天井が高いことを利用した開放性の高いラボ / 避難階段下を利用した打合せスペース

プロジェクト基本情報

事業主 株式会社softdevice
所在地 京都府京都市
延べ面積 約1,091㎡(うち改修計画部分296.84㎡)
構造 鉄筋コンクリート造
事業内容・用途 事務所
写真提供:shuntaro

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