構造耐力上主要な部分とは?

■一般的な認識の「構造」上重要な部分

主要構造部とは?に書いた様に、一般的な意味での「構造」上重要な部分は、建築基準法では「構造耐力上主要な部分」という言葉で定義されています。
用語の定義は建築基準法施行令第一条第1項三号

構造耐力上主要な部分
基礎、基礎ぐい、壁、柱、小屋組、土台、斜材(筋かい、方づえ、火打材その他これらに類するものをいう。)、床版、屋根版又は横架材(はり、けたその他こ れらに類するものをいう。)で、建築物の自重若しくは積載荷重、積雪荷重、風圧、土圧若しくは水圧又は地震その他の震動若しくは衝撃を支えるものをいう。

これらは「構造」という言葉のイメージにより近いのではないでしょうか?。
建築基準法では、「構造」に関しては、第二十条で、規模や用途等によって構造計算の仕方、あるいは構造計算を必要としない軽微な建物の記述基準を定めるのにとどまり、施行令で第三章において「構造強度」という章立てをして、詳細に規定しています。その構造強度の内容は、左記リンク先を見てもらえれば分かると思いますが、「構造耐力上主要な部分」が頻出します。つまり、「構造耐力上主要な部分」とは、構造強度に関する規定の要の部分なのです。
住宅の品質確保の促進等に関する法律(通称品確法)では10年瑕疵担保保証しなければならない部分として、「雨水の浸入を防止する部分」とこの「構造耐力上主要な部分」の二ヶ所のみ挙げています。
いかに重要な部分として捉えれているかが分かるかと思います。
また、地震保険に関する法律では、この「構造耐力上主要な部分」の損害額を査定しててん補される保険金額を定めています。
しかし、ここで注意しなければならないのは地震保険法では、「主要構造部」という言葉をこの「構造耐力上主要な部分」として法文の中で使っていることです。
経済産業省や、日本損害保険協会に確認したことなので間違いないですが、紛らわしいので注意してください。

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